モラハラ離婚@試行的面会交流をやってみました

別居親と子供の面会交流は避けられない?

別居親と子供との面会交流について考えていきましょう。

これも円満な離婚ならば大きな問題点とはならないかもしれません。

しかし相互関係が円滑に進まなかったり、何らかの不安要素がある別居親との面会は同居親としては躊躇するもの。

子供の性質や年齢によっても状況は変わってくるもので、自分の意思が述べられる年齢であったりすれば、本人にある程度は委ねてしまって良いのかもしれません。

反対にそれが難しい子供の場合は、周囲の大人の判断が必要になってきますので、そのような時は親としてどのような心構えでいれば良いのかをここでは一緒に考えていきたいと思います。

 

我が家のことを例にあげますと、現在モラハラマニュアルに激しく当てはまるほどの人格異常を持つ夫と別居中であり絶賛離婚調停中です。

子供と同居して監護を担う私自身は夫とは二度と会いたくもありません。

それに伴い子供との面会にて関わりを継続させる未来なんてゾッとしますね。

養育費も何も要らないから私達の前から綺麗に消えてね!という要求が通るならばスパッと解決するのにという考えが先行してしまいます。

 

しかし調停が絡むと、そのような要求が通ることは、無いに等しいでしょう。

それは裁判所が何よりも大事にしているコンセプトに理由があります。

離婚問題を視野に入れている方ならば子の福祉という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

裁判所は子の福祉を最優先事項としています。

夫婦間にどのような事情があっても子の福祉を害する行為は否定され、子の福祉を一番に尊重するという方針で、調停を進めていると実感できます。

また、それには抗えないんだなと私自身も理解できました。

そして別居親との面会交流も子の福祉の一つになるのです。

子の福祉とは何?

ところで子の福祉とはいったいどういうモノなんでしょうか?

端的に言うと【子の利益の為に存在する義務性が強い親の権利】ということなのですが、子の為のものなのか親の為のものなのか?の定義が曖昧であり非常に難しいの一言です。(個人的な感想)

この辺に詳しく記載されていますのでよろしければ⇒子どもの最善の利益 - Wikipedia

私の個人の意見では、子の福祉とは時には加害者側に便利に利用されてしまうであろう言葉だと感じます。

 

そんな子の福祉のお出ましにより、私達の離婚調停においても子供と夫との面会交流が今の大きなテーマになっています。

 もちろん虐待などが絡む事案ですと例外はあるでしょう。

試行的面会交流とは何?

家庭裁判所は子の福祉を全うするために全力を尽くしますので、子供の為ならば何でもするかもしれないと言ってしまっても過言ではないでしょう。

別居親との面会交流に不安要素がある子供の場合に実施される試行的面会交流もその一つです。

試行的面会交流の概要
試行的面会交流とは、面会交流する方法、頻度や時間、ルールとして決めるべき事項などについて、父母双方に妥当な解決方法を主体的に検討できるような資料を得ることを目的として、裁判官の支持を受けた調査官が行う調査。
調査の内容は裁判所のプレイルームなどで親子が交流する場面を設定し、その様子を観察する。
また試行的面会交流によって具体的に把握したいと考えていることは次のようなこと。

 

①子供の発育状況をおおまかに把握。

②子供が安心してふるまえるように配慮した状況をつくって、親子の交流の様子を観察。

③父親や母親のふるまいを観察して、子供の不安や緊張を和らげるための配慮の有無や内容を把握。

 

試行的面会交流の結果は、調査官が作成する調査報告書に記録化する。

調査報告書について、父母は閲覧謄写(閲覧、書き写すこと)を求めることができるが、子供の利益を害する恐れがあるときなどには閲覧謄写が制限されることもある。

その他、当日はビデオカメラで録画することもあるが、調査官が記録化するときのメモ代わりに用いるものなので用済み後は録画を消去する。

 

別居親と子供が円満な関係を築けていない、またはいきなり面会交流を実施するには何らかの不安要素があるならば、試行的面会交流を希望することをオススメします。

下記のような基準での注意喚起もされますので安心できます。

注意事項

・当日は調査官の指示に従う・写真撮影、録音、外部との電話連絡はできません

・会うことが目的なので子供にプレゼントを渡すことは控える

 

別居親からの過剰かつ歪んだアプローチなどから我が子を守ることが出来ますし、こちらが予め伝えたルールに沿っての配慮もあります。

そして何よりも子供の様子を伺うことが出来るのが大きな収穫になります。

試行的面会交流スケジュール概要

試行的面会交流(以下、試行面接)は、予め設定された時間配分に沿って実施します。

一例ですが、以下のようなスケジュールが組まれます。

ここでは、

同居親=母

別居親=父

このような設定で共有していきます。

スケジュール例

①母と子がプレイルームに入室。調査官と会話をしたり遊んだりする。(10分)

②母がプレイルームから退室。待合室で待機開始。(5分)

③父がプレイルームへ入室。調査官が同室の元、父と子で会話をしたり遊んだりする。(40分)

④父がプレイルームから退室。待合室で待機開始。その後、調査官が子に感想を聞く。(15分)

⑤母がプレイルームに入室。お片づけをし、子を連れて帰宅。(10分)

⑥調査官が父から感想を聴く。母には後日電話で子の様子を含めて感想を聴く。

あくまでも予定であり、進行手順を途中で変更したり、ルールが守られなかったり何らかの問題で中断することもあります。

 地域によって形式が違う場合がありますので、ここでシェアする試行的面会交流の情報が全てではありません。

試行的面会交流にあたって父母が行う配慮

試行的面会交流を実施するにあたって、父母双方が配慮するべき点も、とうぜん課題となります。

結果的に面会交流を実施しなければならないのならば、出来る限り子供にストレスは与えたくないですね。

父として、母として、どうあるべきなのか考えていきましょう。

父母双方

・子供が、馴染みの乏しい大人(調査官)がいても緊張しないように試行的面会交流に同席する調査官に和やかな雰囲気で接する。

・子供の前で、他方の親やその親族を非難しない。

・子供に安定した態度で接する。

ようするに親の不安感や不安定な気持ちを子供に感じさせないということです。

同居親(母親の場合)

子供がある程度安心して面会交流の場所に行くことができるように、事前に子供が理解できる方法で面会交流について説明する。

例) 

・事前に子供がお父さんと会う(遊ぶ)ことになったこと

・お母さんも一緒に行くから安心して会える(遊べる)こと

・お父さんと会った(遊んだ)後はお母さんと一緒に帰ること

 

子供が不安や緊張を示した際にも、気兼ねなくお父さんと交流できるように後押しする姿勢でいなければなりません。

別居親(父親の場合)
・子供や子供の同居家族の生活状況について、あれこれと聞き出さない。
・プレゼントなどの過剰なサービスをしない。

・子供から「今度いつ会える?」「○○を買って」などの質問や要望がでた場合、勝手な約束をせず、お母さんと話し合って決めるなどと伝える。

例)またお母さんと相談するからね

別居親からしたら自分のアピールは当然したいでしょうし、何かプレゼントでもあげたいと考えてしまうかもしれません。

しかし お父さんは欲しいものを買ってくれる人とのポジションに自分を置くことは、父親自身の価値を下げかねませんし、思いとどまるのが無難かもしれません。

これは試行に関わらず、普段の面会交流でも言えることです。

試行的面会交流にあたって子供が見せる反応

十分な配慮と心構えで挑む試行面接ですが、それでも子供にとっては、別居親との対面は緊張と興奮を伴うものだと思いますし、実施後の様子を気にかけてあげなければなりません。

たとえば、落ち着きがなくなる、寝つきが悪くなる、ぐずるなどの様子が見られるかもしれません。

通常、同居親との関係が安定していれば、そのような様子は短期間で収束しますので、子供へ安心感を与える配慮、対応は日頃から必要になってきます。

単純なものを例にあげますと、別居親の悪口などは子供に聞かせるべきではありません。

どんな親であろうが子供にとっては自分の一部です。

片親のことを悪く言われることは自分の存在を否定されることになります。

子供の方から別居親をディスる発言が出ることはあるかもしれませんが、それに加担することはやめておきましょう。

華麗にスルーでいいのではないでしょうか。

 

また試行面接をすることにより、父母双方にとって子供の意外な反応が見られるかもしれませんが、発達段階、性格傾向など、様々な要因の影響を受けているものです。

それだけを元に、一方的に片親の対応を非難するのは適切ではありません。

広い視野を持ち、子供の立場に立って考えるべきだと思います。

 

実際に試行面接を経験した我が家の経緯もシェアしていますので参考になれば幸いです。

試行的面会交流の経験談

我が家の場合、別居後に面会交流が実施されないまま数か月が経過しておりましたが、冒頭でも話題にした「子の福祉」という印籠にいよいよ抗うことは出来なくなりました。

何らかの形で面会交流の場をセッティングしなければならなくなり、私も家裁での試行的面会交流を希望したのです。

希望すると誰でも認められるのかはわかりませんが、うちの場合は父親の話題になると情緒不安定になる小学生の娘の状態が懸念され、実施されることになりました。

不安定になるとは、どのようなものかと言うと、「お父さんと会おうか」と声をかけると心を閉ざし、こちらの問いかけには一切返事をしないという状態です。

ちなみにウチの娘は父親を嫌ってはいません。

しかし別居前に父と交わした会話の中での内容から、トラウマ的なものを背負ってしまっています。

それにより父と会ったら母の元に帰れないかもしれないという疑念を娘本人が抱いていることが、父の話をすると不安定になる理由でした。

 

それまでも別居親になる夫は弁護士を通じて面会交流の申し出はしてきましたが、娘の状態が心配で私は躊躇していたのです。

けれど別居親であるモラハラ夫の方は自分のことしか考えていませんので、自分の欲求をストレートに主張してくる一択ですね。

夫→今すぐ子供と会わせろ。

私→会わせたいと思っているけども子供の精神面の配慮をしながら時期は考えたい。

夫→そんなの嘘に決まっている。子の福祉に反する行為だ。

ざっくり言うとこんな感じですね。

調停内で面会交流がテーマになった時も、お決りの訳のわからない私への悪口書面を夫側は準備してきましたよ。

ただ悪口を言いたいだけなんだろうという低レベルな書面です。

当サイトでは何度も申し上げていますが、調停は話し合いの場であり相手の悪口を連ねる場所ではありません。

夫から準備される悪口でいちばんのアピールどころは妻の陰謀で子供に会えないのだろう妻が自分の悪口を子供に言っているんだろう。的な?被害者的内容を盛り込んできます。

可哀想で泣けてきますね。

申し訳ないけど別居できてからの和やかな日々、夫の話題なんて浮上することは、ほぼありません。

しかし、なにがあろうともコチラの攻撃だと捉えるのはモラハラあるあるでもありますから仕方ないですね。想定内です。

私は常に子供の情緒の話をしているだけなんですよね、母親として。

自分の話(要求)しかしない夫は、常日頃からオレが~オレは~と登場人物は常に俺一人のモラハラ男でありますから、まぁそんなもんです。

 

もう皆さんはおわかりだと思いますが、こちら側は決して相手の悪口を言わないように気をつけましょうね。

「子供は父親に会いたくないと言っている」など、面会交流に否定的と取られるかもしれない発言は止めておきましょう。

その子供の意思や発言が本当だったとしても、片親疎外などの子の福祉に反する思想と捉えられてはコチラが損です。

どこかでやんわりとアピールするタイミングはあるかもしれませんし、実際に調査が開始されればわかることですので、あからさまな態度や発言は控えましょう。

我が家のように親権争いも離婚調停での大きなテーマになっている場合は特にですね。

常に気を引き締めて人間性を疑われないように努めなければなりません。

実質、私も本心では会わせたくない!との意思が根強いですが、娘の状態を上手く利用し、このような主張をしておりますので参考までに。

「主観的な意見を言えば、娘に対して”お父さんと会えばいいのに”と思っているけれど、娘の不安定な状態を無視して面会を強制するわけにいかない」

我ながらイイ感じだと思っています。どうでしょう?

 

そして試行面接といっても必ずしも家庭裁判所で行われるわけではないようです。

外でもセッティングできるという調査官からの提案がありましたが、私は家裁のプレイルームを希望しました。

しかし裁判所という非日常的な空間に我が家の不安定な娘をいきなり連れて来て、いきなり父親との再開を決行するわけではなく、慣らしの段階を踏んでくれたのです。

そのパターンは状況に応じてそれぞれだと思いますが、うちの場合は本番一週間前に家裁の見学があり、出来るだけリラックスして本番に挑めるよう担当調査官2人とプレイルームで遊びながらの交流をしました。

なぜ家裁に来なければならないのか?という経緯は必ずお子さんに話して下さいという調査官の支持の元、娘には予め伝えておいたのですが未だにそれが正しく説明できたのかはわかりません。

・お父さんとお母さんの今後の付き合い方を一緒に考えて話し合ってくれる人と遊ぶために裁判所へ行くんだよ。

これを娘に伝えた時点で不安定な心理状態になったのが目に見えてわかったので、あと必ず伝えておいた方がいいと言われていた「翌週にお父さんとも裁判所で会うからね」は言えませんでした。

とりあえず裁判所の見学に連れていくのがやっとでしたので、父と会うことは調査官の口から伝えられることになり、やはり娘は挙動不審になってしまいました。

お母さんの口から聞いた方が良かったんだと思うと調査官は無念な様子でしたが、誰の口から聞いても同じではないか?と私は思っています。

それよりも娘の様子を見て、本当に嫌がっているということを汲み取ってくれ調査官!という想いでいっぱいでありましたが(笑)

 

見学を終え、数日は父親と会いたくないと口にする娘は、日が近づくにつれ、どうせ無理やり連れていかれるんだろうとの諦めが出てきました。

そこで娘自身が試行面接をするにあたっての条件を出してきたのです。

いわゆる女子あるあるというものだと思いますが、お父さんに体を触られたくないとのこと。

もう中学年に差し掛かっているので自然な要望なのかもしれませんね。

前日になってしまいましたが、調査官に電話で伝えると、それをルールとして加えてくれることになりました。

繰り返しになりますが、家裁は子供ファーストで物事を考えてくれます。

試行面接の安心な点でもありますね。

 

そして本番当日は私の方がドキドキしてしまったかもしれません。

何よりも家裁で夫と鉢合わせしたらどうしようという不安もありますし。

そのようなハプニングがあっても一人ならばダッシュで逃げたりも可能かもしれないですが、子連れなので身軽に対応できません。

けれど、そこも予めタイムラグでのセッティングをして下さいますので、おおよそは大丈夫かと思います。

ただ早く着いて車中で時間を潰していると、駆け足で裁判所へ入っていく夫が見えてしまいました。

それだけでおぞましいとの感情が沸いてしまいましたので、視力が良いということは、こういう時に損です(笑)

 

40分間の試行面接は滞りなく終了し、私と再開した娘の様子は、わずかながら和やかに見えました。

父との交流が楽しかったのか?課せられたミッションを終えてホッとしているのか理由は分かりません。

しかし終始、娘は無言だったそうです。

ひたすら父とお絵描きをし、話しかけられても無言を貫いたとか。

これも年頃の女子あるあるなのかもしれませんが、きっと緊張のほうが強かったのでしょう。

父が部屋を出た後に調査官から「またお父さんと会いたい?」と質問され、「もういい」と答えたそうですが、どのような心理で言ったのかはわかりません。

本当に嫌なのか、それとも母親に忖度したのかは娘のみぞ知るです。

この先は調査官がどのような判断をするのかが焦点になっていくのでしょうかね。

あとは調査報告書が作成されるそうで、それが今後の親権争いにおいても重要な資料になっていくのかなって思っています。

一見、母親有利のようにも見えますが、私も緊張していたので母親として適切な態度を取っていたかも自分ではわかりません。

まさかの低評価なんてことも無きにしもあらず。

今後は離婚調停、面会交流調停が並行して行われると思いますが、今回実施された試行面接については次回調停での主なテーマになると思います。

To be continued💛

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