
"氷砂糖"
それは氷のような形状をした砂糖のことである。
ときに家庭でお酒やジュースを造る際に登場することが多い。
そんな状況がなくとも、人生の中で氷砂糖に出会う機会は度々あるのだろう。
私はそう信じていた。
けれど私達はまもなく遭遇する
とてつもなく恐ろしい真実に。
Moraoは知らなかったのだということに。
私達が直面したそれは文字通り
氷のような形状の砂糖を知らなかった?という衝撃だった。
それは決して氷ではないということを知らなかった。
Moraoはソレを知らなかった。
私の遭遇したポカン経験の中でも、かなりのポカン度を占める家族の秘話。
『氷砂糖の準備して、氷砂糖~』
子供に向けた私の声だった。
それに反応したMoraoは饒舌に私を罵りだしたのだ。
梅ジュースを漬けようと準備している私たちに放たれたその暴言と共に、
満面のドヤ顔。
その発言の残念さに私達親子が言葉を失ったのは言うまでもない。
氷砂糖を知らない、大人の日本人がいた!
その衝撃は私たちの学びとして神に与えられたのだろう。
あまりのショッキングな出来事に、無言でやり過ごした私たちの様子に何かを察したようだ。
自分の発言におかしな部分があったのかも…と、Moraoは学ぶことになる。
氷砂糖は氷ではないのだ、砂糖の名前なのだΣ(・□・;)
そう、静かに悟った。
それでも自分の非を認めることはない
そう、やはりMoraoは吠えるのだ。
己の失態を隠すために…
だから私たちは今日も怒鳴られる。
なぜ怒られているのか訳も分からない私たち
それでも今日も生きる。
Moraoは自分はバカではないとひたすら演じなければ
己の生きる場所はないのだから。
”可哀そうな人間”とは
まさにこういう人
To be continued
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